2011年10月14日金曜日

ハミバのお菓子

おはようございます。
ハミバの島田です。

イベント参加は私にとってハミバを知ってもらうための、とっても重要な場所です。
直接お客様に商品を手にとっていただき、会話もできて楽しくも緊張する場所。
どんな人がどういう想いで作っているのか。イベントでも全部は伝えきれないけれど
オンラインショップになると、より難しい。
ブログで、少しづつ書いていこうかと思います。

と、あまり固い話もなんなんでまずはお菓子の「香り」について
のお話から。

若い頃(っていう時点でもうおばちゃん。)クッキーで有名なある会社に
製造スタッフとして勤めていたことがあります。
当時そこのクッキーがとても好きだったので、それを作れるのが嬉しくて嬉しくて。
でも、いざ入ってみると、どうしても気になる事が。それが香料。

当時の私は、特に食べ物にこだわりがあった訳ではない。美味しければ何でもよかった。
でも違和感を覚えたあの瞬間は未だにハッキリと覚えています。

ズラっと並んだ、薬品容器のような入れ物に入っている香料の数々。
それまで、香料で使用したことがあるものといえば「バニラオイル」くらい。
でもそこには、りんごや、オレンジ、コーヒー、紅茶、栗にヨーグルト、、
ありとあらゆる香りの「素」が並んでいました。
その香りの「素」をほんの少量入れるだけでりんごの甘酸っぱさや、栗のまろやかさが
表現できる。全てのクッキーにその「素」投入。一瞬で香りが広がります。
原材料にはちゃんと「香料」と表記されている。でも、すごく違和感。

それまでちょっとお高いけれど、そのお店のクッキーを好んで食べていた。
けど、「誤摩化されている」そんな気持ちになりました。

「香り」は美味しさを構成する重要な要素だと思います。
だからこそ、そういうものは入れたくない。私はそう思います。

ハミバのお菓子は作る際、一切香料を加えていません。
その分、素材をたくさん入れないと、味に繋がってこない。
もちろん、その分原価もかかるし、出来上がるまでの試行錯誤も大変。
お菓子に対して入れられる素材の量にも限界があります。

香料が入ってるお菓子に対して、ハミバのお菓子はもしかしたら「ぼやけた」味に
感じる方もいらっしゃるかもしれないです。
「誤摩化したくない」からこその味でもあるんです。
噛むほどに、食べるほどにその素材の味を感じてもらえれば嬉しいです。
でも、これを言い訳にするんではなく、
日々、より美味しいと思ってもらえる物を提供できるように頑張ります。

とこんな事書いてますけど、日常は香料が入っているものも普通に食べます。
体に悪そうやな〜みたいな濃い味の食べ物も食べます。
何でも食べる。これもまた勉強やと思っています。(ただの食いしん坊!)

自分が提供させてもらうものに、違和感があってはならない。
ただただそれだけの事です。

文章まとめるの下手で、長くなってしまいました〜。
最後まで読んでくれはった人、ありがとうございます。

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